お墓（一般墓）を選ぶ時のポイント

　　　　　　　　

　お墓は高価な買い物の一つであり、簡単に買い替えることはできません。そのため、よく考えて後悔しないように選ぶことが大切です。

　　　　　

最近では一般墓だけでなく、納骨堂や散骨など、お墓の種類や形態も多様化してきていますが、今回はお墓（一般墓）を選ぶ時のポイントをご紹介します。

　　　　

１．お墓はいつ買えばいいの？

　　　　　　

　お墓を買う時期は、特に決まりがなく、自分の好きなタイミングで購入することができます。生前に購入する場合もあれば、死後に購入する場合もあります。

　　　　

最近は、残された家族の負担を減らすためや、自分で納得のいくお墓を選ぶために、生前にお墓を購入する人も増えてきています。

　　　　

一方で、早くにお墓を建てると、生前であっても管理費や維持費が発生し、費用が高額になる場合があります。

また、墓地によってはご遺骨がないと購入できない場合もありますので、事前の確認が必要です。

　　　　　

２．お墓（一般墓）を選ぶ時のポイント

　　　　　

　お墓（一般墓）を購入する時には、一般的に以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。

　　　　　

①宗旨・宗派

　　　　　

　霊園・墓地によって、宗旨・宗派の条件が異なります。

自分の宗旨・宗派を確認し、承継する人を含め、今後どうしたいかを考えた上で、お墓を選ぶと良いでしょう。

　　　　　

②価格

　　　　

　お墓を買うと、一般的には永代使用料、墓石代、管理費がかかります。その他にも、開眼供養のお布施などもかかる可能性があります。

予算を踏まえ、価格体系や支払方法も含めて、購入前にしっかりと確認しておくことをお勧めします。

　　　　

③立地

　　　　　

　お墓は購入したら終わりではなく、お墓参りや管理のために通うことになるので、立地は重要なポイントになります。

電車やバスなどの公共交通機関で行ける場所であれば、車がない場合でも通いやすくなります。車で行く想定の場合は、駐車場があると良いでしょう。

　　　　　

④環境

　　　　　

　霊園・墓地を選ぶ際には、日当たりや風通しも確認しておくと良いでしょう。湿気がこもらない場所の方が、お手入れがしやすくなります。

また、地盤が緩くないか、大雨の時の水はけが悪くないかなども、購入前に確認しておくと安心です。

　　　　　　

⑤設備

　　　　

　霊園・墓地によって、付帯設備が異なります。管理事務所や休憩所、法要設備、駐車場などがあるかどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。

また、お年寄りや車いすの方でも利用しやすいバリアフリー設計（平坦設計）になっているかどうかも重要なポイントの一つです。

　　　　　　

⑥管理

　　　　

　一般的には、お墓を購入すると、管理費を定期的に支払うことになります。墓参り用具等の備品管理や清掃が行き届いているかなども確認しておくと安心です。

　　　　　

３．まとめ

　　　　　

　お墓（一般墓）を選ぶ時のポイントについてお話しました。何を重要視するかは人によって異なりますが、お墓は一度購入すると買い替えることが難しいので、後悔しないようにしっかり検討してから購入することが大切です。