長年この仕事をしていますが、慣れるという事はなく。
ディレクター課長代理 2015年度中途入社
Q入社したきっかけは?
新卒で他社互助会に入社し、それから今日に至るまで20年余り葬儀業界に携わっています。
私自身、京王沿線は学生の頃から親しみがあり、京王に対しての信頼感や良いイメージをずっと持っていました。そのブランドに対する沿線の方々の信頼や安心感に「葬儀」という形で応えたいと考え、「京王のブランドで葬儀をしたい」と強く思いました。
他社での経験の中では葬儀業界の不透明な部分を感じる事も少なからずありました。お客様に対して、しっかりとした母体のある組織で安心感のある葬儀を提供できたらという思いはどこかにずっとありながら葬儀の仕事をしていました。京王が葬儀事業を始めると聞き「これだ!」と思い、前社も長年勤めた葬儀社でしたが、転職を決意しました。
Q現在の仕事について
教えてください
ディレクターとして葬儀における業務全般に従事しております。
具体的には病院などへのお迎えから、打合せ・見積もり作成、通夜・告別式の会場準備~当日の進行・司会。火葬場への同行案内。葬儀後の精算業務などがあります。
その他の業務には葬儀前の事前相談や葬儀後の「役所 相続などの諸手続き・位牌仏壇・お墓」などのアフターサポートもあります。他社との差別化を図る為にも、ビフォア・アフターのサービスの充実には当社は特に力を入れています。
Qどんなときに京王メモリアルらしさを感じますか?
お客様は最愛のご家族を亡くされた混乱や深い悲しみの中で、様々なご希望を仰います。時には難しい対応の場合もありますが、まずはそのままお気持ちを受け止め、出来る方法を考え、どのような状況でも最大限お客様の意向に沿うように対応しています。私は他社も経験していますが、このような事は実践する事は難しく建前だけになってしまう事も珍しくありません。この点を高いレベルで実践している事は当社の良い点と感じています。
これは京王メモリアルが開業当初から大切にしている「寄り添う心」を従業員全員が仕事の一番の基本として大切にしているからだと感じます。
Qこれまでで印象に
残っている仕事は?
以前、小さなお子さんの葬儀を担当させていただきました。病室でお母様は憔悴されており、お父様は泣きながら子供への想いを仰っていました。お悔やみの言葉を伝える時に、自分の声が震えないように、涙が出ないように必死にこらえながら言ったことを覚えています。
長年この仕事をしていますが、慣れるという事はなく、この時も「どうすればお父様お母様の想う形で、一番いい形で送る事ができるのか」を毎日考えながら当日まで対応していました。
どの葬儀においても言える事ですが、対応に正解はなく「これでいいのか」をいつも自問自答しながらの仕事であると感じます。
Q仕事をする上で日々心掛けていることは?
どのような働き方をしたいですか?
お客様に対していつもフラットな状態で向き合うよう心掛けています。長くこの仕事をしていると、ある程度お客様の希望や傾向が分かってきますが、だからこそこちらで先入観を持たず、まずはお客様の声を注意深く聞く事を大切にするよう心掛けています。一度しかないその方の葬儀を、自分の決めつけでお客様の想いと違うものになってはならないと、日々自分を戒めながら業務にあたっています。